経過報告(3)

 

2011.8.2

置き去り猫達のTNRは現在、夏休みという感じでしょうか?
例のキジトラちゃんを去勢しましてから喧嘩も無くなりまして、猫達は平和に暮らしております。
最近は過ごし易いとはいえ、猫達も暑さで体力を消耗します。
秋まで前回のように余程の事が無い限りは猫達のご機嫌取りをしようと思います。

 

猫達は まだまだ私が近寄ると逃げてしまいますが、我が家の敷地内が「安全」だという事、それから誰が御飯をくれるのかは解ってくれているようで、手術済みの子達は我が家の植木の下でお昼寝をしたり、御飯の時間が送れると窓からジッと家の中を覗いていたりと少しずつですが距離が縮まって参りました。

もっと慣れて抱けるようになれば来年のワクチンや病気や怪我の際に病院へ連れて行けるのですが、一度人間に裏切られ、その後も虐待され続けてきた猫達・・・
そう簡単には行きませんね(^^;

 

以前、近隣のアパートや住宅に
「猫は室内で飼いましょう。飼い主のいない猫に餌だけあげずに避妊・去勢をしましょう」という内容のビラを配布した成果か、飼い猫の放し飼いの姿も見かけなくなりました。

こうした地道な作業ですが、やる事とやらない事は大きな違いだと実感します。
その証拠が、この春、未手術の子がまだ何匹もいるのに関わらず子猫が生まれなかった事に繋がったのかと思います。
野良猫だけ避妊手術をしても飼い猫との子供が生まれたら同じく不幸な子猫が増えてしまいます。

 

正直申し上げて「猫好き」さんの中にも色々いらっしゃいます。
根本的に猫の飼い方をキチンと考えて頂けたらと思いますし、無責任な餌だけあげる行為、しかも気分であげる行為は止めて頂きたいです。
猫と一旦関わったら、その猫の生を終えるまで関わり続けないといけないかと思います。

その為の避妊・去勢!
増えなければ野良猫の寿命は短いです。
増えてしまうから”猫害”も多くなり猫嫌いの方の神経を逆撫でするのです。

先日、いつも御支援下さる個人猫ボラのO様とお会いしまして、私が作成致しましたビラをお分けしました。
O様の地域の方々もキチンと読んで考えて下さるといいなと思います。

 

 

A

          

             

Please click!
Please click!

ホームページランキングへ

 

 

 

 

2011.7.19

猫達の健康を考えTNRは秋までお休みするツモリでおりましたが・・・
捕獲器設置を止め、警戒している【深夜組】の為に夜間だけ(カラスは夜は来ないので)普段の餌場の他にも餌を用意し、何とか猫達との信頼回復&体力回復に努めて参りました。
その結果、ガリガリに痩せ細った未手術の子達も肉付きが良くなり、元気になって参りまして一安心でしたが・・・・

今度は餌を独り占めしようと、手術や躾が済み、性格が穏やかになった手術済みの猫達を追い回し、喧嘩を吹っ掛ける猫が出てきました。
5月に2度も捕獲器の不具合で捕獲出来たのにも関わらず取り逃がしたキジトラです。

 

大人しい手術済みの猫達は傷だらけですし、夜中に大騒ぎをしますので御近所迷惑ですし、私も眠れません。

何とかしなければと、少し可哀相ですが捕獲を決行致しました。

 

キジトラちゃんは5月から来てませんでしたので、捕獲器への警戒心も薄れたのか、はたまた2度も脱出出来た自信もあったのでしょうか?
昨夜の10時に缶詰のキャットフードとマタタビを捕獲器に入れましたら、仕掛けて僅か1時間程でスンナリと捕獲する事が出来ました。
ただ、捕獲出来ても「また逃げられるのでは?」とビクビク動悸が止まりませんでしたし、かなり気性が荒い猫なので捕獲器の中で大暴れ&威嚇しっぱなしでした(^^;
布で捕獲器を包み終わるまで、かなり緊張致しました。

早速、搬送ボラのN様にご連絡して翌朝、猫を送迎して貰いました。

以前捕獲した時は発情時期に大声で鳴いていたのでメスと思っておりましたが、
今回、病院で見て貰いますとオスでした(^^;
ですが、メスの避妊も大事ですが、実際”猫害”はオスの方が多いです。
去勢すると嘘のように大人しくなり躾もしやすくなりますので、喧嘩もしなくなるかと思います。

 

ワクチン接種の為、「ノエル」と名付けました。

今回、首輪は友人から沢山寄付頂いたので、それで賄いました。
手術・ワクチン代の他に季節柄仕方ないのでしょうが、ダニが多数いましたのでダニ駆除代金も入りました。

 

これで17匹の避妊・去勢が終りました。
うち12匹の猫達はトイレや爪研ぎの躾も完了していて、1日のほとんどの時間を我が家の敷地内で過ごしています。
保護する事を決めましてから約1年が経とうとしておりますが、置き去り猫の4分の3が手術やワクチンを終えた事になります。
餌代も含め、今まで莫大な費用がかかっておりますが、ここまで頑張って来れました事は、ひとえに御支援下さる皆様のお陰です。
どうも有難う御座います。

まだ6匹残っておりますし、躾も済んでない子もおりますので、まだまだ肩の荷は降りませんが、何とか頑張って行こうと思っております。

 

 

A

 

 

  

Please click!
Please click!

 

 

 

 

2011.6.26

6月の最初に1匹のTNRは出来ましたが、その後は失敗続きです。
手術済みの子は掛りますが、未手術の子達は全く近寄ってくれません。
捕獲器が怖いのか、御飯も食べに来なくなり、路上で見かけるとガリガリに痩せ細ってしまっていました。
これでは本末転倒。
もともと猫達の餓死死体を、これ以上見たくない為に始めたTNRです。
幸い、これまで様子見致しましたが、やはり子猫は生まれてない模様。
秋~春までのTNRの成果が出ておりますので、猫達の警戒を解く為にも暫くTNRはお休みしようと思います。

 

実は私の方も、父がまたしても入院・手術致しまして、付き添いもありますし、また父の兄、私の叔父も心筋梗塞で倒れ、現在危篤状態です。
万が一一命を取り留めても、家族が無いので、私が面倒を看る事になります。
そんなこんなで県内の父の病院と都内の叔父の病院を行ったり来たりの毎日です
し、父や叔父になにかありますと、すぐに病院から呼び出しがありますので、枕元に携帯を置いて熟睡する事も出来ず・・・
その中でずっと捕獲作業も行なって参りましたので精神的にも肉体的にも少々疲れて参りました(^^;

 

それでも猫達の毎日の世話を怠る事は出来ません。
御飯は勿論ですが、せっかく覚えてくれたトイレも汚いと意味がありません。
自宅のトイレ掃除に加え、他所様で粗相をしていないか見回りして片付け+忌避効果のある臭い消しスプレーなどを撒きます。
猫嫌いの人達ばかりの地域で敢えて猫保護をしていますから当然ですね。
猫害さえ無ければ猫達が虐待される事もありませんから・・・

こんな時、個人での猫保護の限界を感じます・・・
世話をするのも捕獲するのも私、たった一人・・・・
家族や周りからの協力は得られません。
ですから、せめて私自身が倒れないようにしませんとね(笑)

 

やっと猫達の「雨&カラス避け餌場」での写真が撮れました。
猫達は序列があるのか、何故か1匹ずつ食べに来て、他の猫達が食べ終わるのを待ちます。

 

写真は白地に黒はクラリス♀
茶ぶちはイースレイ♂
2匹とも早期にTNRした【夕方組】猫ですので、比較的慣れている子達で(その代わり、何度も捕獲器に掛りますが・・・)いつも目の届く範囲にいてくれます。
餌場も良い具合に葉っぱが茂り、御近所さんからの目から猫達を守ってくれてますので、出来たら他の猫達も皆、ここに居て欲しいです。

 

A

 

 

 

Please click!
Please click!

 

 

 

 

雨避けカラス避けした餌場
雨避けカラス避けした餌場

2011.6.7

今週も日曜夜から捕獲器を仕掛けていますが・・・
手術済みの子ばかり掛かり、ターゲットの猫ちゃんは掛かりません。
超警戒モードですし、現在、未手術の子より手術済みの子が圧倒的多数ですので、ターゲットの猫がかかりますまで気長に待つしか無さそうです。

 

置き去り猫の保護活動を始めまして、初めての梅雨を迎えています。
雨が降りますとフードが水浸しになりまして腐り易くなるのです。
冬場は軒先に置いていましたが、現在はカラスに狙われるので危険なので、御飯は全てカラス避けにネットの中・・・
しかも軒先は捕獲器を仕掛けていますので¥100均で透明傘を購入しまして、傘の中で食事させる事にしました。
カラス避けネットで押えられて御座いますので傘は動きません。
猫達も雨に濡れての食事が辛かったのかすんなりと受け入れてくれました。
食べている写真が無くてすみません。
これで少しは快適に猫達も食事出来るといいなと思います(笑)

 

 

A

 

Please click!
Please click!

 

 

 

 

2011.6.2

この所、捕獲器の不具合で逃げられてしまったり、手術済み猫ばかり掛かりましたり失敗ばかりでしたが、ようやく、あの2度も逃げられました猫ではありませんが未手術の子の捕獲に成功致しました!!

 

メスでありますようにと祈りましたが残念ながら若いオスの黒猫ちゃん。
12月に捕獲しましたボス黒猫の子供でしょうか?ソックリなのです。
なので「無駄足になったらどうしよう」と一抹の不安はありましたが、撮り貯めてある猫達の捕獲時の写真と比べても、どう見ても大きさが違いました。
なので、取り合えず病院へ搬送する事にしました。

病院がお休みの水曜日に掛りましたので、猫には可哀相ですが捕獲器で過ごしてもらい、翌日、去勢手術とワクチン接種、首輪装着を致しました。
女の子だったらと願いピンクの首輪を付けましたが(^^;目立つので良しとします。

ワクチン証明書の都合上、名前を「ラド」と名付けました。

 

ですが・・・今回やっと久しぶりにTNRが成功しまして、何でしょう?咬まれましたトラウマもありますし、2度も逃げられましたし、布で捕獲器を包むまで膝がガクガク震えて止まりませんでした。
我ながら情けないと思いました。

正直、置き去り猫の保護を決めた当初、咬まれたり引っ掻かれたり、自分が身体を壊しても、二度と餓死死体を見たくないという強い思いで始めましたのに、一度の怪我でこんなに恐怖心があるなんて・・・
自分の弱さに凹みますが挫けてはいられません!
不幸な子が1匹でも生まれないよう、また家で飼ってはあげられない分、置き去り猫達が出来るだけ幸せに暮らせるよう尽力したいと思います(笑)

 

今回のTNRで手術&ワクチン済みは16匹!
残り7匹になりました。
残りの未手術のうち、2匹は夕方も姿を現すようになっています。
何とか次の発情時期までに手術とワクチン接種を終らせたいです。

 

 

A

       

            

Please click!
Please click!

 

 

 

 

2011.5.27

以前、購入したのに関わらず2度も猫に逃げられてしまった構造上欠陥のあった捕獲器ですが、捨てるのも虐待などの悪用の恐れもありますし、とはいえ結構嵩張りますので、新しい捕獲器が来た今、置場に困り、ダメ元でオークションに出品してみました。

野良猫相手では役立ちませんが、脱走してしまった飼い猫ならばキャリーケース程度でも移動出来る訳ですから問題ない筈です。
ですので、そういう用途限定で落札者を決めさせて頂きまして、相手の身分証明書も付ける事を条件に出しましたら半額以下の値段でしたが売れました!

これで少しは皆様からお預かりしております「置き去り猫基金」の足しになりますし、何より脱走してしまった猫ちゃん捕獲の役に立てるのが嬉しいです。
脱走して捕まらず、そのまま野良になってしまったらまた不幸な猫が増えてしまいますし・・・
取り合えず万が一の事も考え、捕獲後にナスカンなどで開かないよう補強もするようアドバイスしてお渡ししました。

 

TVで一時帰宅された方が猫を連れて行こうとしたところ、防護服で普段と全く違う物々しい雰囲気に猫が怯えるのと、餌を食べるのに必死で連れ帰る事が出来なかった映像を見て、「何かの時の為に捕獲器って一家に1台あってもいいのかも」
・・・なんて余震の中で思ったりしました。

 

話は変わりますが、友人が子猫を保護しました。
友人のお友達宅の屋根裏で野良猫が子猫を生んだのです。

置き去り猫では未だ子猫は生まれてない様子で安堵していましたし、秋~ずっと頑張ってきた結果と思っておりましたが、こういうパターンもあるのかと思い知りました。
子猫が1匹歩きして餌を食べに来る頃にならないと完全には安心してはいけないようです。

捕獲作業は日曜夜~1週間頑張りましたが成果0でした。
やはり2度も取り逃がした子は用心していますし、未手術の子は、それだけ用心深いので未だに未手術な訳ですので、こちらは少し間を空けて様子見しようかと思います。

 

 

A

 

 

里親募集中!
里親募集中!

子猫の写真です。
里親募集しています。
詳細&連絡先は
http://hanachan325hana.blog75.fc2.com/

               

Please click!
Please click!

 

 

 

 

 

捕獲器はおやつ置き場じゃないのよ~!
捕獲器はおやつ置き場じゃないのよ~!

2011.5.23

やっと新しい捕獲器が届きまして、日曜夜からTNRを再開致しました。
ですが・・・かかりますのは手術済みの子ばかり・・・(-_-;)
早期に捕獲して手術した【夕方組】は、一時期は捕獲器を用心していましたが、半年以上経ちますから、すっかり恐怖を忘れてしまったようで、毎日代わる代わる違う手術済みの猫がかかります。

 

少し私の体調も良くありませんので今までのように徹夜はせず、代わりに捕獲器を毎日同じ場所に仕掛けるのですが、朝、確認しますと見慣れた顔が・・・

しかも!普通、猫達は捕獲されますと釣り餌を食べる余裕も無くなるのか一切口にしないのですが、手術済みの子達は全て完食。
しかも確認の為に捕獲器を覆っているダンボールを外しますと威嚇するどころかきょとんとした顔で見上げて来ます。

 

手術済みの、特に若い猫達は捕獲器を「おやつ置場」と勘違いしているみたいで
ちょっと可愛く嬉しくなりますが、これでは困ります(ToT)

何とかターゲットの未手術の子が捕獲出来るまで粘りますが、現在23匹中15匹が手術済み・・・
内、2度捕獲されたのは8匹ほど・・・
全部がもう一度捕獲器に閉じ込められませんとダメかも知れません。
もしくは、徹夜で張り込んで一時ケージに移動させるかですが、やはりまだ噛まれたトラウマから、それは出来ませんから辛抱強くターゲットがかかるのを待つしかないようです。

 

 

A

 

Please click!
Please click!

 

 

 

 

2011.5.13

月曜~火曜日の14回目のTNRで捕獲致しましたのに取り逃がしました猫ちゃん・・・
どうしても諦め切れませんで、それから毎日、捕獲を試みておりました。
その間、手術済みのオス猫ばかりがかかりまして・・・
釣り餌を随分と無駄にしましたし寝不足も限界に達していました。

が!!ようやく!金曜の明け方に同じ猫がかかりました!

もしかしたら一生捕獲出来ないのかと危惧しておりましたから物凄く嬉しかったです。

この猫、どうやら用心深い【深夜組】のくせに懲りない性格なようです。
ですが・・・またまた逃げられてしまいました(ToT)

 

捕獲器の不具合は手術済みの子がかかりました際、調整しまして、上手く作動するようになりましたが、この捕獲器、致命的な構造ミスの商品でした。

今回はロックバー以外にもナスカンでロックも補強したのですが・・・

使用しておりますバネや扉の材質が粗悪で強い力を加えますと撓んでしまいまして、完全にロックしても、隙間が空いてしまう事が判明しました。
もう不良品とかのレベルではありません。返品・交換して頂いても同じでしょう。

せっかくターゲットの猫が奇跡的にも短期間で2度も捕獲出来たのに・・・
その2度とも取り逃がしてしまったのです(-_-;)

 

あるいはナスカンを10個位取り付けましたら大丈夫だったかも知れません。
ですが2つのナスカンを取り付ける間も猫が威嚇し爪を出して来ます。
私、やはり咬まれました時にトラウマになってしまったのかも知れません。
そうされると怖くてそれ以上の事が出来ませんでした・・・

・・・ですが怖くても、立ち直れない程、落ち込んでも止める訳には行きません。
速攻で別の捕獲器を注文致しました。

今まで10匹の捕獲実績のあります、以前使っていました捕獲器を再度購入しま
した。

経験上、同じ猫が2度かかる事は ままありますが、3度はまだありません。
状況は絶望的ですが、釣り餌などを工夫しまして何とか頑張ってみます。

 

・・・問題は、この捕獲器の支払いです・・・

皆様から頂きました貴重な義援金は今までの手術代や食費などですでに使い果たしておりますし、3月以降に支援戴いた分のほとんどは被災地の動物支援に回してしまいました。
(それ自体は寄付した捕獲器や義援金で多くの動物を救って頂いたので後悔はし
ておりませんが)
今後の手術代やフード代は保険などを解約し工面して行く予定ですが、それでも機材購入の余裕までは難しいです。

カード払いで購入しましたが、私自身は無収入・・・
しかも主人の会社も被災致しましたので世帯収入も大幅に減少しています。
本日から暫くまた、1日1食で何とか食費を削って工面するしかなさそうです。

 

 

A

 

            

Please click!
Please click!

 

 

 

 

せっかく捕獲できたのですが・・・
せっかく捕獲できたのですが・・・

2011.5.10

9日の夜から10日にかけてTNR14回目にトライしました。
13回目の時に猫に咬まれ大怪我し、その後すぐに震災があり・・・
自分自身も怪我で不自由でしたし、命の危機に瀕している被災動物が心配でした。
ですが、怪我も治りましたし、環境省も動き出したとの事で、私の使命である置き去り猫のTNRを再開致しました。

 

被災地で活躍されているレスキュー団体に手持ちの捕獲器を寄付してしまったの
で、今回は新規に購入した捕獲器を初めて使いました。
最初に購入した釣り餌式の捕獲器ですと身体の大きい【深夜組】は入らずだったので、一回り大きいサイズの釣り餌式を購入しました。

 

で、鳥の唐揚げを釣り餌に捕獲器を仕掛けましたら・・・
なんと!!!
最近姿を見せるようになった【深夜組】のメス猫が捕獲出来ました!
下から覗いて乳首などを確認しましたが妊娠・出産もしてないようです。

躍り上がる気持ちで搬送ボラのN様とB病院に連絡しまして搬送して戴く為に布で捕獲器を包もうと持ち上げた直後!
なんと扉が勝手に開いて猫が逃げてしまったのです(ToT)

・・・新しく購入した捕獲器は閉まった扉にバーが降りて固定する仕組みなのですが、そのバーが作動しなかったようです。

猫が逃げた後、呆然としながら何度か作動させましたが、3回に1回は誤作動します。

 

慌ててN様とB病院にキャンセルをお願い致しまして、気落ちのあまりヘタッと地面に座り込んでしまいました。

「安物買いの銭失い」という言葉が頭に浮かびました。
確かにサイズからしたら格安だったのです・・・(-_-;)
何故、壊れてしまったけれど捕獲率の良かった踏み板式の同じ捕獲器を購入しなかったのかと悔やみましたが仕方ありません。

ですが、もうこの捕獲器しか手元にはありませんし置き去り猫の資金も底を付いてしまい、御飯代だけで精一杯の状態です。
とても新しい捕獲器を購入する余裕はありませんから何とか工夫をして使って行こうと思います。

 

 

A

 

 

Please click!
Please click!

 

 

 

 

茶ぶち君
茶ぶち君

2011.4.18

震災から一ヶ月以上経ちましたが、未だ強い余震が続いています。
そのせいか【夕方組】ですら、以前みたいに頻繁には姿を見せてくれませんが、毎日1・5kgのドライフードが夕方4時に洗面器3つに入れておくと朝には空になっていますし、トイレも糞が4つ5つ・・・(^^;
(固まらないタイプの砂なので尿の確認は出来ませんが)
一応は元気なのだと確認が出来ております。

 

さて、いよいよ猫の繁殖シーズンになりました。
あちこちで子猫の保護の話を聞きます。
「置き去り猫」も、まだ8匹も未手術の子がいますので、何時子猫を連れて現れるか、また御近所さんの管理する貸駐車場に猫が捨てられるかとドキドキハラハラしておりますが今の所、それは無いようです。
やはり早期にボス格のオス猫達を去勢したのが功を奏したのでしょうか?
それともまだ授乳中でこれから子猫が現れるのか解りませんが、引き続きご近所さんの噂話に注意しようと思います。
(保健所で殺処分したり猫が捨てられたなどは大抵猫嫌いの方が話していますので、何食わぬ顔で井戸端会議に参加し情報を得ています)

 

もしも産まれていて親猫が子猫を連れて餌場に来るのは離乳が済んでからでしょうか?
そう考えますと6月位からが勝負(?)ですね。
願わくばこの春は1匹も産まれないで欲しい・・・
次の繁殖シーズンまでに全ての子を避妊・去勢したいです。

 

それと震災以来、猫の勢力図?が変った気がします。
毎日、うちの庭の餌場近くにいる【夕方組】の5匹は相変わらずですが(黒白2匹、白黒、茶トラ、斑)、今まで若い猫を従えていた黒猫が全く姿を見せなくなったり、去勢手術以来、姿を見せなくなった大人のオス猫が若い【夕方組】に混じり、いつもうちの近くにいたりしています。

 

上記写真の白地に茶ぶちの猫は11月9日に捕獲して去勢後、昼間に姿を見せなかったのですが、震災以来、ずっとこうして目の届く所にいます。

この猫は殺処分された三毛猫の子供で、置き去りにした男性が最初に増やした猫です。

ですから子猫の頃から私はこの猫を見て来ました。
男性は自分の食事の残飯を与えていましたので餌が足りず、三毛猫が3匹の子猫に1切れの魚肉ソーセージを分け与えている様子を見て思わずいけないと思いつつキャットフードをあげた事もあります。

近づくと逃げますし決して慣れてはくれませんが、地震で怖い目に遭ってから、ずっと居ついてくれているのは少しは「ここに居れば安心だ」と思ってくれているのかな?とちょっぴり嬉しくもあります(笑)

 

姿を見せなくなってしまった子達がどうか無事でいますようにと祈ります。
前回の報告でも書きましたが、最近カラスが異常に多く、しかも猫を襲うのです。
また計画停電の時には信号機も止まりましたので事故に遭ってないかとか、色々心配事は尽きませんが・・・
今の私に出来る事は彼らが飢えないよう、御飯をあげ続ける事位です。

 

 

A

 

Please click!
Please click!

 

 

 

 

2011.3.30

震災から20日経ちました。
未だに余震がありますし、水道水からは放射能が検出されています。
「乳児以外は飲んでも差し支えない」との事ですが、やはり身体の小さな動物達には心配です。
西に住む親戚や友人に猫達の為に空きペットボトルに水道水を入れて送って貰い
それを飲ませていますが、外の猫達は空気中からの被爆も心配です。
ですが、仕方ないですね。出来る限りの事をしてあげています。

 

先日見かけたペルシャですが、姿を見かけなくなりました。
飼い主さんの所へ戻れたら良いのですが・・・

 

怪我で歩けない状態の時、心配で保健所に問い合わせてみた所、うちの市では震災後も殺処分は続けているとの事・・・

被災地から避難されている方々も大勢受け入れています。
中には避難所がペット不可なので捨てていく人もいるようで見た事の無い首輪付きの猫も多く目撃されています。
先日はカラスの群れが猫と思われる死体に群がっていました・・・
怖くて近寄る事も出来ず、置き去り猫なのか、他所から来た猫なのか・・・
痛ましい光景でした。

 

置き去り猫は相変わらず【夕方組】しか姿を確認出来ませんが、カラス避けネットの中でユックリと食事出来て嬉しそうに見えます。
それまではカラスに突付かれて猫が負けていましたから(^^;

 

被災地には先日、物資と義援金の支援をさせて頂いたエンジェルズさんの他にも
沢山の団体が動物のレスキューをして下さって頭が下がります。
ですが活動レポートを拝見して猫の救出率があまりにも低く不安になりました。
それで現地に入られている幾つかの団体と直接電話でお話させて頂きましたら、「救助要請のあったペットのみ救出している」とのお返事ばかりでした。

飼い主が救助依頼出来ない動物達も沢山いますし、野良猫だからと言って命を軽視するのはあまりに可哀相・・・
とはいえレスキュー団体さんも、その後の引き取りなどの事を思えば仕方ないの
でしょう・・・

 

ですが、幾つかの団体の中で「放浪している動物も助けてくれる」と仰って下さった団体があり、早速支援させて頂きました。

「長崎の保健所の命を救う会」(JARF)
http://ameblo.jp/nagasakihokennjyonoinoti/(活動ブログ)
こちらは基本は救助要請のあったペットのレスキューと避難所への物資支援をされていますが、「捕獲器があれば・・・」と仰って頂いたので捕獲器と猫砂とキャットフードを送らせて頂きました。(伝票は現地の配送所留めです)

 

もう1団体
「Cat paw club 」
http://catpawclub.web.fc2.com/(HP)
http://catapaw.blog17.fc2.com/(活動ブログ)
震災当初はエンジェルズさんの「命のリレー」に参加され猫の保護を請け負って
いらっしゃいましたが、「要請のあったペットのみ」という趣旨で動かねばならず現地で多くの動物を見捨てるのが出来なくてエンジェルズさんを離れ、現在は独自でレスキュー活動を行なっていらっしゃいます。
救助した犬猫は飼い主不明ですが、それでも救助されていらっしゃいます。
その後の飼い主が見つからなかった場合、会が抱えてしまうかも知れないに・・・です。
本当に頭が下がります。

捕獲器は10器程お持ちだそうですので、置き去り猫に寄贈頂いた「捕獲網」と義援金を送らせて頂きました。

お話していて、猫中心の保護活動な事と野良猫保護をしております私の考えに非常に近い事から今後は「Cat paw club 」様を支援させて頂こうと思います。

 

置き去り猫には有難い事に、こんな状況でも支援頂いております。
 愛知H・Kさま
 長野K・Yさま
 東京N・Sさま
 栃木K・Tさま
以上の方々は御本人にご了承頂きまして頂いた義援金を被災地支援に回させて頂きました。
他、足りない分は、私が手作りアクセサリーを作り、それを沢山の友人達が買って下さり、資金に致しました。

ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございます。

置き去り猫にも沢山お金がかかりますが、今は少しでも猫達の心の安定の為にTNRはお休みしております。
もう少ししたら、手術し切れなかった猫が子猫を生むでしょうから、その時期になりましたら忙しくなりますが、今は、避難してきている被災地の方でペット連れの方の支援や迷子や捨て猫などの捜索などを中心に活動して行くツモリです。

 

 

A

 

             

Please click!
Please click!

 

 

 

           

被災地へ支援物資と義援金を送りました
被災地へ支援物資と義援金を送りました

2011.3.19

震災から10日経ちました。
私の住んでいる地域は揺れは大きかったものの、大きな被害はありませんでした。
停電と物資不足で不便な程度です。

置き去り猫達は震災後~2日位、全く姿を見せず、よく猫達が日向ぼっこしていた廃材置場が崩れていた事などから「もしかしたら死んでしまったのでは?」と心配していました。
それでも餌やりだけは続けましたが、その餌にカラスが群がり・・・

 

多い時は15羽のカラスが我が家の周りに居座っていました。
これではご近所迷惑ですし、すごい大食漢です。
あっと言う間に洗面器イッパイの餌を平らげます。
猫達の餌は支援から賄っております貴重な御飯。
カラス達も飢えているのでしょうが、あげるワケには行きません。
餌場にカラス避けネットを張り巡らしました。
猫達はフェンス側の木立ちから入り込めるようにして。

 

そうしましたら【夕方組】の猫達だけですが姿を現すようになってくれました。
何処かでジッと隠れていて毛繕いする余裕も無かったのでしょう。
毛並みはボロボロバサバサでしたが元気でホッと致しました。

他に、見た事のない綺麗な飼い猫も御飯を食べに来ています。
首輪もしているし、どうみても純血種。(ペルシャだと思われます)
毛並みの感じからすると、今まで完全室内飼いをしていたのが地震のせいで逃げたか迷子になったのかと思います。
保護してあげようにも、未だ怪我が治らず出来ません。
このまま様子見をし、怪我が治るまで食べに来るようなら保護し、張り紙などで飼い主を探してあげようと思います。

 

こんな風に地震で逃げ出したりした猫も多いのではないでしょうか?
私の住んでいる地域ですらこうなのですから被災地は大変だと思います。

今回の震災で、やっと動物関係の支援も始まりましたが
未だ人間が優先され、被災地に飼い主と一緒にいる犬猫位しか保護されてません。
被災者の方々へは早々に義援金を赤十字に送らせて頂きましたが、動物はどうなるのだろうと心配しておりました。

 

そんな中、震災直後からレスキューに入ったボランティア団体がいらして、猫をレスキューし運搬するキャリーが不足しているとの事。
そこで本来は「置き去り猫」の為に寄付して頂いたキャリーですが、置き去り猫は今現在、私は捕獲出来る状態ではありませんし、一刻の猶予も無いほど差し迫った被害を受けているワケでもありませんので、寄付下さった方には大変申し訳なく思いましたが、今現在、被災地で命がけでレスキューされている団体に送らせて頂きました。
寄付下さった方々には大変申し訳ありませんがご了承下さいませ。

 

その他、キャットフード6kg(自分の猫用のを送りました)
義援金は私が手作りアクセサリーを作り、友人達に買って頂きお金を作りまして、その売り上げと友人からの支援、そして私の生活費から、併せて3万円一緒に入れました。(本来は入れてはいけないのですが)

 

置き去り猫もまだまだ未手術の子が沢山残っておりますので余裕は無いのですが、被災地は生きるか死ぬかの瀬戸際です。
どうか1匹でも多くの動物達を助けて欲しいです。

置き去り猫の保護活動は私の怪我が治りまして尚且つ、停電やガソリン不足などの色々な事情からある程度、今まで通りの生活に戻りましてから再開しようと思っております。
今は猫達も不安でしょうから、出来るだけ安心出来る環境を整えてあげたいです。

取り急ぎはウチに御飯を食べに来ている迷子と思われる子の保護をし、多分心配しているであろう飼い主さんの元へ帰してあげたいと思います。

 

 

A

 

Please click!
Please click!

 

 

 

 

2011.3.8

実はもう2週間も持病が悪化して寝込んでおりました。が!
昨日、雪が降りましたでしょう?
以前、雪の日に棚ボタ式で猫を捕獲出来ました事を思い出しまして、実は、また捕獲器を仕掛けてみたのです。
勿論、見張りは出来ませんので、捕獲器を置いておくだけでしたが、やはり悪天候のお陰で 明け方に猫がかかりました。

ただ・・・残念ながら、かかりましたのは2月に手術済みの三毛猫ちゃん・・・
仕方なく放す為に捕獲器のフタを開けた途端、捕獲器から飛び出して来て私の右足にガブリ!と食いついたのです。

 

猫もパニックを起こしてまして私の足に抱きつくように噛み付いたまま離れないのです。
パジャマのズボンがみるみる血に染まりまして、救急車で病院へ。
野良猫の噛み傷ですから、ただでさえ病原菌が沢山ですし、自己免疫疾患の私には、この程度の噛み傷ですら命取りになり兼ねません。

病院で膠原病である事を告げますと緊急オペになってしまいました。
被害に遭った箇所をメスで切り開き、中までよ~く洗浄致しまして薬を注入。
全部で20針位縫います大怪我になってしまいました。
そして抗生物質の点滴と破傷風予防の注射を打って頂きました。


野良猫の保護活動を致します事で一番恐れておりました事が起こってしまいました。
勿論、家族も物凄く怒っています。
これを恐れての反対でもありましたのですから・・・・

治療費、薬代合わせて大枚が飛んで行きました。
しかも!これから当分、毎日消毒と注射に通わねばなりません。

 

ですが。。。!病院から戻りますと、放置してありました捕獲器に別の猫が!

今朝私を噛みました三毛猫と双子のようにソックリな猫がいるのです。
一瞬、噛んだ子が戻ってきたのかと思いましたが・・・

よ~く見ますとお尻~シッポの模様が違いました!
殺処分されました三毛猫の3匹の子供のうちの残り1匹です!(他2匹はすでに手術済みです)

姿すら滅多に見せてくれない【深夜組】三毛猫の最後の1匹、しかもメス猫・・・
このまま捕獲器に入れておくのは可哀相ですし、とは申しましても私自身、搬送ボラさんにお願いする気力も受け渡し出来る状態でもありません。
父に泣いて頼みまして、近くの動物病院へ無理にお願いして貰い手術して頂きました。
(本来、野良猫の手術は請け負ってないそうですが、古くからのよしみで、一度きりの約束で一般患者の来る前に行なって頂きました)

 

手術費は通常の値段になってしまいまして、かなり痛かったのですが、また1匹、メス猫を妊娠前に避妊手術を受けさせられただけ、幸運でした。

ただでさえ、出費が嵩み義援金貯金が底を付いております時に、今月は色々散財してしまいました。

 

実は、前回のオス猫捕獲の際、捕獲器を壊されてしまいましたので、新たに捕獲器を購入しているのです。
それなのに・・・・
体調が良くない時に捕獲作業を行なったので私自身の動きも鈍く、普段でしたら猫が襲い掛かっても避けられたでしょう・・・
ですから私が無理さえしませんでしたら怪我もしませんでしたでしょうし、通常お願いしていますB病院で安く不妊手術を受けられましたのにと思いますとご支援下さっている皆様には本当に申し訳なくお詫びの気持ちでイッパイです。
申し訳ありませんでした。

ですが!これで15匹目!残り8匹!
懲りずに傷が治りましたら再びチャレンジ致します!

 

 

A

 

 

※人馴れしていない野良猫を捕獲する際、怪我をされる方は非常に多いです。

十分にお気をつけください。噛み傷・ひっかき傷などは即病院へ!

           

Please click!
Please click!